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ヨーロッパの伝統的なクリスマスケーキにはそれぞれ特徴があり、例えばイギリスのクリスマス・プディングは、ドライフルーツと牛のケンネ脂、香辛料などを混ぜて蒸したものを何ヶ月も熟成させ、クリスマス当日に再び蒸しあげるという、蒸すという事と、牛脂を入れるのが特徴で、ドイツのシュトーレンはケーキと言うよりもイーストで醗酵させたパン生地にナッツやドライフルーツを混ぜて焼き上げる、といったパンであり、イタリアのパネットーネも形こそ違いますが、ドイツ同様、干しぶどうや果物の皮の砂糖漬けが入った円筒形のパンに、アイスクリームを詰めてだすといった“パン”により近いクリスマスケーキである点が特徴と言えるでしょう。 世界中から移民が集まったケベック州でのクリスマスは、家庭によって出身国の文化に特徴付けられているようですが、モントリオールで目にするクリスマスフルーツケーキは、ヨーロッパのどの伝統菓子とも微妙に違い、伝統菓子の特徴を持ちながらも、よりシンプルなレシピとなっているように思えます。それは義妹からレシピを受け継いだジゼル(協力者)のケーキが、クリスマスの基本3色となる、赤(キリストが流した血の色)、緑(常緑樹をイメージした色。永遠の生命を象徴)の砂糖漬けのフルーツを入れ、白(清浄なる純白)のアーモンドを入れるといった、シンプルかつ伝統的な意味合いをもつものである事からも言えるかもしれません。彼女は30年以上もこのレシピでクリスマスケーキを作ってきました。沢山作っても冷蔵庫に入れれば4〜5ヶ月持ちますし、1/4くらいに切り分けリボン等で飾り、身近な人にプレゼントしてみるのもいいかもしれません。 <フルーツのブランデー漬けの材料>ケーキを作る前夜からドライフルーツを分量のブランデーに一晩漬け込みます。その間できれば時々かき混ぜてください。またバターも前夜から室温に戻し始めると、調理が楽です。 砂糖漬けのさくらんぼ/緑…250g 砂糖漬けのさくらんぼ/赤…500g 砂糖漬けのフルーツミックス…800g (#1 Glazed mixed fruits and cherries) ブランデー …1 1/2 カップ <その他の材料> 薄力粉(ケーキ用小麦粉)…4カップ 塩…小匙1/2 ベーキングパウダー…小匙1 バター(salted butter)…1lb(454g) グラニュー糖…2カップ 卵(全卵)…9個 ホワイトアーモンドスライス…220g 檸檬の皮(微塵切り)…檸檬1個分 檸檬の絞り汁…1個分 クッキングシート <下準備> ◆卵、バターは室温に戻す。 ◆小麦粉、塩、ベーキングパウダーは軽く混ぜておく。 ◆パウンド型に合わせてクッキングシートを切り、全体をカバーする様に中に敷く。 <ケーキの作り方>
◆室温に戻したバターを大きめのボウルにいれ、木ベラ等でクリーム状になるまで良く混ぜます。◆グラニュー糖をバターに少しずつ加えながら、ふんわりとするまでよくすり混ぜます。 ◆卵は1個ずつ、よく混ぜながら加えていきます。分離したような状態になりやすいので、1個ずつ加えた方がよく混ざります。 ◆そこへ粉を少し(1/3くらい)ずつ入れ、切るように混ぜていきます。 ◆檸檬の皮と絞り汁を入れて更に混ぜます。 ◆オーブンを170℃に温めはじめます。 ◆ブランデーに漬けておいたフルーツとアーモンドのスライスをボールに加えて混ぜます。 ◆4つの型にそれぞれ均等に生地を入れ、2〜3回型の底を台に打ちつけてならし、ヘラ等で表面を平にします。 ◆オーブンの上段にケーキを置き、下段にはお湯をはった容器をいれます。 ◆1時間30分その状態で焼き、時間が経ったらお湯の容器を取り出し、45分で焼き上げます。 ◆串などを刺してみて何も付いて来なければ出来上がり。 ◆クッキングシートごとケーキが熱いうちに、型から取り出し冷まします。 家庭によっては、毎日ブランデーを大匙一杯ずつ表面に塗り、クリスマス当日にそのケーキを食べる習慣もあります。何も塗らずにそのままでも美味しくいただけますが、日数が経つ程、ケーキにフルーツのブランデーが染込んでいくので、その辺りは好みで、好きなタイミングを狙って食べる(作る)のがいいと思います。ちなみに焼いてから1〜2日は殆どお酒の味はしません。 |
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料理・文章:麻生 協力:Maman Gisele |
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