Fondue chinoise
 ケベックの冬の料理と言えば、フォンデュシノワ。スイスやフランスなどフランス語圏では人気の料理です。フォンデュというと、チーズフォンデュが思い浮かびます。チーズもとても美味しくケベックでは人気がありますが、よりヘルシーでさっぱりとしたスープ仕立てのフォンデュシノワは冬の食卓によく登場します。スープでさっと火を通したお肉をソースにつけて頂きます。鍋が小さいので大人数の場合は鍋を何個か用意します。

 牛肉の薄切りや鶏肉の薄切りが一般的ですが、ここではこれまた冬のケベックならではのジビエを使ったフォンデュシノワを紹介します。今回使用したのは低コレステロール、低脂肪、低カロリーかつ高タンパク質で鉄分を多く含む駝鳥の肉、そして栄養バランスが鶏肉よりも優れ、脂肪は牛肉や豚肉の3分の1から半分程度と言われる鹿の肉を使います。※鹿の肉はよく火を通してから食べてください。

<材 料>(約4人分)
ブロッコリー…適量 カリフラワー…適量 マッシュルーム…適量 鹿肉…250g 駝鳥肉…250g 牛肉…250g(※1) 牛肉のモッツアレラチーズ巻き(市販)…適量 スープ(市販)…適量(※2) ソース各種…適量(※3)

※1 肉類はすべてフォンデュシノワ用のごく薄切り肉を使います。最近ではスーパーでも色々な肉がフォンデュ用に売られています。

※2 缶、粉末など様々なものが売られています。味も様々なものがあるので、好みで選んでください。今回は赤ワイン風味を使用しました。 日本でするなら、コンソメスープをつかったフォンデュがあっさりとしていてお薦めです。

※3 各家庭によって様々です。いろいろなレシピがありますので、ママンジゼルのソース3種を紹介します。

<作り方>(ソースA)
マヨネーズとケチャップを同量…大匙3杯ずつ ウスターソース…少々 ブランデー…大匙1

<作り方>(ソースB)
マヨネーズ2に対して中濃(HP)ソース1

<作り方>(ソースC)
ケチャップ…1/2カップ 砂糖…大匙5 植物油…大匙4 白ワインビネガー…大匙2 塩・胡椒…適量

<食べ方>
野菜はスープの中で多少時間をかけて火を通します。お肉はそれぞれのフォンデュ用スティックに巻きつけて、さっと火を通したらスティックから外し、好みのソースをつけて食べます。フォンデュ後のスープは溶き卵を落として最後にいただきます。

料理・文・写真:石倉麻子
料理協力:Maman Gisele
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