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Mile Endエリアの“とある空き地”Parc sans nom/Park with no nameを拠点として運営しているアーティストランセンターDARE-DARE。この空き地の入り口に在る看板を見なければ本当に見過ごしてしまいそう。モントリオールに長い間住んでいる人達は記憶しているかもしれないが、数年前までSainte-Catherineストリートに在るBelgo Building横隣の雑居ビル内で活動していたのを、2004年、この街で最初に出来たとされる公園Viger Square(メトロ Place-d’Armes近く)内のトレーラーハウスにオフィスを開設する形で移転した。それから約2年間、そこで数々の野外パフォ−マンスやインスタレーション等を催したのち、一昨年、またもやそのトレーラーハウスごと現在の場所に移動したというとてもユニークな経歴を持つセンターだ。 その活動内容を見ても、特定の煤体に捕われないmultidisciplinaryなアートの展示に力を入れていると言うだけあって、この街にある他のアーティストランセンターと比較してもプログラミングの開放的な発想が際立つ。また、様々なプロジェクトを通して地域住民との友好関係の構築や交流も積極的に行っており、これからの現代アートそのものの有り方なども考えさせてくれる面白い所である。 さて、現在このDARE-DAREではモントリオール出身のアーティストAlexandre DavidによりFAIRE DES PLACESと題された、まるでパズルの様な折り畳式彫刻のインスタレーションが展示されている。ギャラリー敷地内に無造作に置かれた(と言うか放置された?!)二つのこの彫刻。実は何と移動、変幻自在の巨大折り畳式木製ベンチ兼テーブル兼四阿的な?!作品であるという。見に来た人達が自由に色々な場所へ運んで変化を試せるようにと、大きさの割に全体が軽く作られているのが特徴。小さな車輪が幾つか底部分に設置されているので、たった一人の力でも楽に作品を好きな場所へ移動させる事が可能となっている。 オープニングに足を運んでみたのだが、その際、この木製ポータブル彫刻は両方ともベンチ状にされており、座ってみると意外にも素晴らしく心地良かった。この夜は野外と言う事もあって、いつものギャラリーオープニングには無い開放感が漂い、来ていた人たちが作品の上に座って和やかに会話を楽しんでいる姿がとても印象的だった。 というわけで、この2つの彫刻、DARE-DAREのメンバーの手によって数回に渡り空き地を離れ、別々の場所に設置するという大胆な試みが予定されている。日程は未定だそうだが、近々ホームページに掲載されるとの事なので要チェック。何も知らない街行く人達がこの作品にどう反応し対処するかを見るこの実験、非常に興味をそそられるところである。
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文/Text:畑山理沙/Risa Hatayama Photo: courtesy of DARE-DARE | |||||||||
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