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フェミニストアート運動の煽りを受けて1973年に誕生したLa Centrale。市内にもう一軒ある女性を主体としたアートセンターStudioXXが女性のテクノロジーとアートとの繋がりを促進させることを目的としている一方、La Centraleは煤介にこだわらず女性アーティスによる女性をテーマにした問題(例:人権、 セクシャリティの問題も含む)を扱った作品を中心に展示をしているアーティストランセンターです。定期展示の他にパフォーマンスやワークショップ、ビデオ上映会その他諸々のイベントが年間を通して活発に開かれているのもこのギャラリーの特徴の一つです。 さて、気になる現在の展示はと言うと、モントリオール生まれのイギリスはロンドン育ち、Ramune Luminaireによる【A WISDOM OF CROWNS】と言う題名で等身大の木炭ドローイング13枚を観る事が出来ます。 ー13人の裸女と彼女たちの物語ー ギャラリーに入ってすぐに目に飛び込んでくるのは、世間一般で【美しい】とされている若くてスリムな女性達の肖像ではなく、 真っ白い紙の上描かれた中高年や老女達の迫力ある裸体像。下は50歳から上は86歳迄と広い年齢層の女性達13人が、このプロジェクトへの参加を呼びかけた Luminaireに応えて実現したものだと言う事です。面白いのはこの女性達ひとりひとりがアーティストに語った自分達のバラエティーに富んだ人生談を文章化し、個々の冊子として印刷したものと、 実際に録音されたインタビューの音声を基に作った交響詩をCD化し、このプロジェクトの一部として展示している事です。まったく違った要素を一つのスペースにまとめる事によって、メインである等身大のドローイングに不思議な存在感と奥行を作るのに成功しているように感じられました。 ここでもう一つ気づいたのは、これらの肖像やベンチの上に置かれている13冊の人生談にも個々の名前やそれに相当する題名がつけられていないため、どの女性がどの話をしたかがはっきりと解らないようになっているという点です。 だからこそ見る側の想像力が刺激されて段々と作品に引きこまれていくのではないかと思います。初めはちょっと威圧感があった女性達13人の肉体に刻まれた深い皺や表情をゆっくりと時間をかけて物語りを読むように眺めながら、誰がどんな人生を送ってきたかを想像していくうちに、 描かれた全ての女性の表情が何とも誇らしげで自信に満ち溢れ輝いてすらいるように感じました。 皆さんにも是非時間をかけてゆっくりと作品を楽まれることをお勧めします!
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文/Text:畑山理沙/Risa Hatayama Photos: Courtesy of the artist | |||||||||||
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