25歳で独自のブランドEve Gravel Designを始め、今回で5シーズン目を迎えるという若手ケベックのデザイナー、Eve Gravel。オタワでRichard Robinson Academy of Fashionを卒業したあと、新たなインスピレーションを求めヨーロッパへ発った。そして、帰国数ヵ月後にはEve Gravelのブランドを立ち上げた。「ファッションとはさまざまな感情表現である」と語るEveの今回のコレクションはサウンド、写真、ビジュアルコンセプトを折り混ぜた面白い仕上がりになっている。
The ClashやFranz Ferdinandの音楽から大きく影響を受け、インスピレーションを与えられてできた今回のコレクションは「知的」かつ「ロック・ミュージシャン」を意識した仕上がりである。フェティッシュなパンツ、カーディガン、セーターなどが、チェニック、ウール、ウエストバンド、リボンなどで丸みを帯びた仕上がりとなっている。全体的に、丸みはありものの、ほっそりとしたシルエットである。タイトなチェニックには部分的にだぼっとしたスカートというスタイルからも、彼女の固定観念にとらわれていない、さまざまなジャンルの要素をとりいれたデザインが見える。素材に関しては、ストライプ、そしてオリジナルのプリントであるシマウマが描かれたオールドツイードが多い。また、色は地味なグレー、黒の中にトルコブルー、鮮やかな黄色、ラズベリーのようなピンクなどがアクセントとして使われている。彼女のデザインする洋服はバンクーバー、トロント、ケベックシティ、オタワ、そしてモントリオールに置かれている。今後の活躍が楽しみである。
Muse by Christian Chenail, Envers by Yves-Jean Lacasse, Mylène B、Rudsak, Morales, Eve Gravel, Nadya Toto, POW by Andy Thê Anh, Falbala, M Siamo, Oscar Leopoldの11名。